最近見た映画〜子どもの頃の不思議な輝き〜
最近見た映画で印象に残っているのは?
そう聞かれたら、たぶん私はこう答える。
なんで印象に残っているのか
って聞かれたら、私はこう答える。
「子どもの頃にしか体験できない不思議な輝きが描写されていたから」
その不思議な輝きって私で言えば、
友達と段ボール持ち寄って「じゃ、ここ秘密基地ね! 」って笑い合った瞬間とか、
いとこと土手でそりすべりならぬ段ボールすべりしたときの高揚感とか、
校庭の遊具でキャッキャしてたときのこと。
そんなことがずっと続くと無条件に信じられた短い日々に、確かにあった輝き。
あの頃の私たちしか体験できない感情と、大人は介入できないどこか秘密めいた空気
は不思議な輝きとなってあの映画に表現されていた。
私は、それを再び体感することができないからこそ、まぶしくてうらやましくなってしまうのだ。
けれど、当時のあたたかな記憶を思い出させてくれた映画に感謝したくなって文章を綴っているのかもしれない。
あたたかな記憶は人の心をあたたかくしてくれるから。
私は人生のすべての時間が幸せにあふれたものでなくともいいと思っている。
一部分に、子ども時代のような幸せな時間があったなら、死ぬときに私の人生は幸せだ
ったなあと思えるだろうから。